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    • 2019.12.06 Friday
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    ゲシュタルトセラピー(2019年7月)

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      ゲシュタルトセラピーは、1950年代にフレデリック・S・パールズらによって開発された心理療法です。

      人間を2つ以上の概念(Ex.意識と無意識、心と体など)に分けて考えるのではなく、全体(ゲシュタルト)として捉えるもので、クライエントが「何を言っているのか」に関心を向けるのではなく、「どのような状態にあるのか」に注意を向けます。別な言い方をすれば、クライエントは言いたくないことは言葉にしなくても、イメージで思い浮かべるだけでセラピーは成立します。

      これらの点で、精神分析瞑想・マインドフルネス、またロジャーズ来談者中心療法のいずれとも異なります。

      「今、ここ」でクライエントが気付いていること(図といいます)と気付かずに体験していること(地といいます)のどちらかをじっと見つめると、別のどちらかが(図を見つめれば地が、地を見つめれば図が)沸き上がってくる(図と地の転換)と信じて、繰り返します。
      セラピスト(ファシリテーター)は、クライエントに「今、ここ」にいることだけを要求します。そして、セラピストはひたすらクライエントへの強い関心を持ち、そこから受ける感情や感覚をありのままに体験します。逆に言えば、それ以外の目的は持ちません。クライエントとセラピストはまったく対等な立場で「今、ここ」に存在するというわけです。
      「今、ここで感じていることをお話ください」
      「その感覚は身体のどの辺りにいますか」
      「しばらくその感覚を味わってください」
      「その感覚はあなたにどのような言葉をかけてきますか」
      「では、あなた自身がそれになってあなたに声をかけてみてください」
      「何か変化がありますか」
      「今、姿勢が変わりましたが、何か感じていますか」
      「左手の指先が小刻みに動いていますね」
      といったように、感情や感覚を受け止め、クライエントがより深くそれらを感じられるような投げかけをします(そして、結果的にクライエントが深く感じれば、その深さをセラピストも感じることになります)。
      その際、エンプティ・チェアと呼ばれる手法(空の椅子を持ち出し、クライエントの話に出て来た人や感情や感覚を表出している身体の部分、イメージをその椅子に座らせ、或いはクライエント自身をその椅子に移動させ、その人や感情・感覚そのものになって自分自身に言葉を投げかけさせたりします)を使うこともあります。
      パールズは、「健康な人は言う、「私は私だ」」と言っています。
      「今、ここ」にいる「私」を「これこそが私だ」と感じられることが、クライエントが自己同一化の機能を回復することであり、心の健康を回復することであると、パールズは考えていたのでしょう。パールズは、「私」の内側と外側の接触を妨げる思考の層=中間層や自我、コンプレックスなどを「幻想システム」と呼び、これを「枯渇させなければならない」としました。
      セラピストの立場からすれば、とにかく経験が必要な、理屈で習得できる部分が少ない心理療法と言えます。
      (2019年7月6日)

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